2018.03.07
のど元すぎれば
のど元すぎれば、熱さを忘れるということわざのとおり、
過ぎてしまえばなんてないことが多々あります。
問題視していることでも、過ぎてしまえば
問題ではなくなっていることがあり、
気づいたら、うまく切り抜けていることがあるでしょう。
何事も気にしているときがいちばんキツく感じたり、
ツラく感じたりするものです。
過ぎて忘れてしまえたら、それがいちばん楽かもしれません。
しかし、本当に問題解消して、何もひっかかりがなくて忘れてしまうのと、
ツラくて覚えていたくなくて忘れてしまう二通りの忘却があるため、
その点、注意が必要です。
ツラくて覚えていたくなくて、忘れてしまう場合は
問題は解消されていなくて、まだ問題は残っています。
覚えていて、延々その問題に悩まされるよりは
問題は解消されてなくても
忘れてしまえるほうが幸せかもしれません。
もちろん、完全に解消されていなければ、
いつかその問題がうずいて出てくることがあります。
しかし、覚えていて、ずっとその間悩まされて、苦しむくらいなら
無責任かもしれませんが、完全に忘れてしまうほうが衛生的にいいでしょう。
完全に解消してしまえば、
同じような熱さを感じることがなくなるでしょう。
そして、同じような熱さであっても
前よりも熱いと感じることがなくなって、拍子抜けするかもしれません。
場合によっては、できるようになった自分に喜びや感動すら覚えることでしょう。
完全に咀嚼して、飲み込んで、腑に落として、手放すこと、
これが自然とできるようになったら、
人生はどんどん楽しくなっていくことでしょう。